くきなみ村から

人生万事大丈夫

楓ちゃん


1 7年前、ブログのネタ探しをしていた時に、大正末期から昭和初期にかけて『楓物語』という童話があったというのを知った。
主人公「楓」を中心に、友人の「弁太」や「久良子」たちと繰り広げる話だという。

その物語が刊行されたのは1925年。それから59年後、その物語はアニメになり。大人をも魅了するようになる。
これがその楓、弁太、久良子の3人です。おそらくこのアニメが大正時代のものだったら、
「久良子が立った」と言っていただろう。それを考えると、このアニメが昭和のものでよかったと思う。

「楓物語」当時の子供たちは、アルプスに対する情報は今ほどなかっただろうし、アニメもなかったし、もちろん「おしえて」なんて歌もなかったから、どこまでこの物語を頭の中で膨らませることができただろうか。
登場人物の姿を、どう想像していただろうか。
また、当時の世の中は、この物語に対して、どういう反応をしていたのだろうか。
「楓物語」を見つけて17年、ぼくはそのことをずっと考えている。


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