くきなみ村から

人生万事大丈夫

【詩】私という民族

心の扉を開けてごらんなさい。
おそらく無数とも思えるほどの、
私という民族が住んでいるのです。
その民族の一人一人が時を得て、
主役として現れては消えていく。
この入れ替わり立ち替わりの繰り返しが、
私の歴史を刻んでいるのです。
そして私という民族が
最後の一人になった時に、
私はその一人を結論として
滅んでいくのです。