2024-05-28 【詩】夜の声 詩 明日になれば、また今日も去り夢の巷でひとりごと時は過ぎて灰になり夢の言葉で夜になる ひとり歩くこの隙間から 寒々響く夜の声月は枯れて星もなく柳の道のひと休み濡れた風が空に舞いいつもの疲れた顔をする 頬に紅をつけたひとの姿が 恋のにおい残していくひとの谷間に道は消え青いキネマに時は来るうねりくねった虚ろな空のひとつの夢の物語 ひとり歩くこの隙間から 冷たく響く夜の声